Thursday, June 28, 2007

dainipponjin

松本人志の『大日本人』を見ました。
彼は、とにかく映画を壊してやろうと思った、今まで誰も見たことの無い映画を作りたかった、と言っていました。まぁその通りの映画ではあると思います。でもそれだけでは成立しないと思うのですが...
どうしてもテレビの延長でしかないと思わざるを得ないなぁ。
キャラクターに一貫性がないし、最後はホントにテレビぢゃんって感じだし。
なんで映画じゃなきゃいけなかったのかが分からない。
日本での公開より先にカンヌ映画祭で上映されたわけだけれど、インタビューなどでは「もともとフランス人向けに作ってないし」とか散々言ってるけど、別にそんなことする必要ないと思うんですけど。他の出品者はみんなカンヌ目指して作ってるけど、自分は完全に日本人向けに作ったものを勝手に出品されたから不利だ、見たいなことを言っている。そういうこと一番言わなそうな人なのになんだかガッカリした。自分のお笑いの集大成だとしたら、カンヌ用に編集しなおす必要なんて全くないわけだし、そんなにカンヌやフランス人に媚びてどうしたいの?と言いたい。しかもどうやらグッズまで作ったらしい。そういう映画にしたいのか?
でもこの映画が一番頭に来るのは、忘れられない映画であること。見てから何日か経ってもまだ考えてる。考えてしまうのだ、この映画のことを。それがなんだか悔しい。これは見た人にしか分からないけど、だからといって人に勧める気が起きない映画だ。

A Japanese famous comedian, Hitoshi Matsumoto, has made a film called Dainipponnjin.
There is not much difference with his TV show. Why did he have to make it into a film? That's what I want to ask him.
This film was premiered in Cannes Film Festival and he says in an interview that he didn't make it for Cannes or French (or foreign) people so it's not fair. I thought he was the last one to say such a thing so I'm disappointed. Why would he have to make a film FOR the Cannes?? I hate his guts.
You probably won't have a chance to see this film but if you are going to, you should think twice...
Well, actually you mihgt like it.